元禄8年(1695年)久留米藩の四代藩主、有馬 頼元(ありま よりもと)候は、念願であった筑後守という号と、侍従という官位を得ることができました。その上、元禄14年には初めて国主格の侍遇を許されることになりました。
このように重ねての大願が成就したので、報恩と感謝の意味を込めて、久留米藩の創設にちなんだ直轄の祈祷所、東林寺を創建しました。そして宝暦2年(1752年)には、筑前国武蔵(福岡県筑紫野市)の武蔵寺にて秘蔵されていた 菅原道真公 御自作と伝えられる御神像を迎え、東林寺天満宮を創建するに至りました。