春には桜の花が満開に咲き、
秋には稲穂が金色(こんじき)に実る。
まるで全てのものに神が宿るかのように繰り返す自然の移ろいに、愛おしむ心、祈りの心が育まれます。
江戸時代に日本中の人たちを魅了したお伊勢参り。
最盛期には年間500万人が伊勢を訪れ、実に日本人の6人に1人が参拝したという記録があります。
通称、お陰参りとも呼ばれる伊勢神宮の参拝。
そこには天からの恵みによって生かされているという日本人の自然への信仰が覗えます。