第一条
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
成功するにこしたことはないが、成功なんて時の運、成功しなくても全然OK!
第二条
しないでいられないことをし続けなさい。
第三条
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
慌てず騒がず、ひたすら自分の道を進めばいい。それでこそ本当に幸せになれるというものだ。
第四条
好きの力を信じる。
第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
「努力は人を裏切る」。 努力したって成功するなんて保証は何もない。むしろ失敗する可能性のほうがはるかに高い。
好きの力を信じ、しないではいられないことをし続けていれば、努力すら楽しい。努力そのものが喜びに満ちている。
第六条
怠け者になりなさい。
続けるためには、怠けることも必要です。迷った時には立ち止まってもいいんです。
第七条
目に見えない世界を信じる。
この世には物質的な価値観ではとらえきれないものがあり、それこそがひとの心を豊かにしてくれるということです。
水木しげる著『水木さんの幸福論』(日本経済新聞社)