水子供養について

水子(みずこ)とは、生まれて間もない赤子のことですが、現在では特に、流産または人工妊娠中絶により失われた胎児のことをいいます。

 

もともと日本人は、子供は7歳までは神の子として考え、亡くなっても葬式は行わなかったり、無縁仏の扱いにしてきました。

 

それが1970年頃から、子供を守る仏である地蔵と水子の観念が結びつき、お寺などで地蔵をまつり、水子供養をすることが増えましたが、その背景には圧倒的に増加した人工妊娠中絶との結びつきがあります。

 

水子供養が現在のような形式になったのは、近年になってからですが、霊魂を鎮め、供養するといった考え方は日本古来の信仰に根付いています。

 

親として子供の鎮魂を祈るということが一番大切な供養になります。