森は、単に木々が集まって出来ているのではなく、
何種類もの樹種、野鳥や小動物に昆虫、地中の微生物など
実にさまざまな生物が影響し合って、共に生きている所です。
日本では約2,000年前に稲作が始まり、森を切り開き耕地整理をし、道路や集落を形成していきましたが、
その際にも私たちの祖先は必ず故郷の森を残してきました。
それが鎮守の杜(ちんじゅのもり)として現在につながっています。
鎮守の杜の「鎮守」とは、その土地の神をなごめ、
神域を守護するための守(もり)として、その土地の人々に大切に受け継がれてきました。
鎮守の杜は、まさしく千年の森と呼ぶにふさわしい場所なのです。