上津荒木 コウダラキ

上津荒木と書いてコウダラキと読むのは、難読地名の一つに数えられています。
ある説によると、佐賀県の厳木(キュウラギ)、大牟田の教良木(きょうらぎ)、熊本県の多良木(たらき)多良木の近くに「古多良木」という所がありますが、これらはクダラキ「百済来」が訛ったものであるといわれています。

 

上津荒木が記録の上に出てくるのは「草野文書」(1352年)2月11日の条に、足利直冬が発給した、上津荒木五郎次郎への領地宛行状に記載されているのが最初です。

 

このことについては、本山納骨堂の裏を高良台演習場に出る手前に、二基の古い墓があり、「山本家先祖の墓」という表記があります。

 

この山本家がその昔、上津荒木氏名乗っていたのです。