久留米城内に鎮座する篠山神社

篠山神社(ささやまじんじゃ)は福岡県久留米市篠山町444番地に位置する神社です。

かつて久留米城があった所に社殿が建立されてあります。

 

久留米城は、約250年間、久留米地域を治めた有馬氏の居城で、その昔は笹原(ささはら)城の名で呼ばれていました。

今ではその見事な石垣や正面側の内濠に往時の雄姿をしのぶことができます。

 

 

久留米城は、筑後川沿いの小高い山に築かれた平山城で、天正15年、豊臣秀吉の「九州国割」により、毛利秀包が入城しました。これが近世大名の居城としての始まりです。
慶長6(1601)年、田中吉政が関ヶ原の戦いの功績で毛利家の後をうけ、筑後一国の大名となり、久留米城には二男則政が藩主となりました。

 

元和7(1621)年、有馬豊氏が田中家の断絶をうけて筑後五郡の大名となり、久留米城は幕末まで治世の中心となりました。

豊氏は入国間もなく久留米城の大改修を行いました。毛利・田中代には東面していた大手を南面に作り替え、その前面に二ノ丸・三ノ丸・外郭を南北に配置した連輪式の構造をもつ城を建設しています。

 

また境内には歴代藩主の武具、工芸品などの有馬家資料を中心とした久留米藩政資料を主に展示する有馬記念館があります。

 

見所が多い神社ですのでお参りの際には、じっくり境内を見て回られると楽しめると思います。

 

 

 

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