「久留米藩主有馬家墓所」が国の史跡に 福岡・久留米市史跡

以下、産経ニュースより抜粋

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d4ce595cb24208d8866444d2e055bf0bbd275df

 

 

国の文化審議会は、福岡県久留米市の「久留米藩主有馬家墓所」を国の史跡にするように萩生田光一文部科学相に答申した。大分県宇佐市の古墳時代の遺跡「小(こ)部(べ)遺跡」など12件のうちの1件で、近く正式に指定される。

 

 久留米藩主有馬家墓所は、江戸時代に久留米藩を治めた有馬家歴代の墓所。菩(ぼ)提(だい)寺である梅林寺境内に霊廟(れいびょう)や石塔などが良好な状態で残っている。元和7(1621)年、久留米に入国した初代藩主、豊(とよ)氏(うじ)が創建。10代頼永まで霊(たま)屋(や)と呼ばれる霊廟や3層の石塔を建て歴代藩主を供養してきた。このため、近世大名の墓制の変遷を知る上で貴重な史跡とされた。

 

 霊屋5棟は2年前に国重要文化財(建造物)に指定されている。久留米市文化財保護課によると、史跡と重文の「二重指定」を受けた大名墓所は、松代藩主真田家墓所(長野市)に続き2例目。梅林寺の東海大玄住職(67)は「来年は有馬氏が丹波福知山から久留米に入国して400年。寺の創建も400年の節目になる。今後もしっかり墓所を守っていきたい」と語った。

 

同市は有馬氏の久留米入国400年の記念イベントを計画しており、「開催に向け弾みがつく」と歓迎している。