心の「鉄柵」の日

 

神々の島と呼ばれるインドネシアのバリ島には「Pager Wesi/パゲルウェシ(鉄柵の日)」という祭日があります。本日2月3日がその祭日に当たります。

 

 

バリ島のヒンズー教では、誰しもが、外から悪・ネガティブなものが心・言葉・行為の中に入らないように、「心の柵」を持っているとされています。

 

そしてそれは、自分自身の知識と信仰が「心の柵」を鉄柵のように強くするのだそうです。

 

全てはバランスであり、正しい「心の柵」を持ってこそ、自分自身の内と外との調和が保て、それが愛する人との調和、家族との調和、社会との調和へと繋がっていきます。

 

 

この「鉄柵の日」という祭日は、「心の柵」の内側にある汚れを取り除き、外から悪・ネガティブな力が、私たちの内側に入らないように、心と魂を強化する祈りを捧げるための日です。

 

 

パゲルウェシは、新田の水曜日(バリのパウコンカレンダーシステム(Balinese Pawukon calendar system)の最初の週)で210日ごとに祝われます。