広島県の山々

広島県は中国地方の骨格である中国山地の南面、ほぼ中央付近を県域とする。

地形的な最大の特徴は、北東-南西方向に延長する中国山地と平行に形成された階段状地形であり、「高位面」として、道後山・恐羅漢山・冠山などの山頂脊梁部(高度1000-1300m)、「中位面」として、世羅台地を含む小起伏、緩斜面の吉備高原面(高度400-600m)、「低位面」として、山麓平坦部の瀬戸内面(高度200m以下)の3つに大別され、いずれも隆起準平原の様相を呈している。

 

 

恐羅漢山

おそらかんざん

恐羅漢山は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,346.4mの山で、広島県と島根県の最高峰である。西中国山地国定公園に指定されている。

標高: 1,346 m

 

 

弥山

みせん

弥山は広島県廿日市市宮島町の宮島の中央部にある標高535 mの山。古くからの信仰の対象になっている。

標高: 535 m

種類: 火成岩

 

 

 

膳棚山

ぜんだなやま

野呂山は、広島県呉市に位置する標高839mの山で、膳棚山と弘法寺山を結ぶ東西2kmの高原の総称である。瀬戸内海国立公園の区域に指定されている。

標高: 839 m

 

 

十方山

じっぽうざん

十方山は、広島県廿日市市と同山県郡安芸太田町の市町境より少し廿日市市側に入ったところに山頂がある、標高1318.9mの山である。広島県内では恐羅漢山、吉和冠山に続く、第3位の標高を誇っている。その名の通り十方全てが見渡せ、天気が良ければ、瀬戸内海や四国の石鎚連山、日本海が望める。

標高: 1,319 m

 

 

白木山

しらきやま

白木山は、広島県広島市安佐北区にある標高889 mの山。 芝生に覆われた山頂は開けており、白木山神社の小さな社や、無線の中継施設が置かれている。山頂へは、西日本旅客鉄道芸備線の白木山駅から約2時間で登頂できる。ほぼ360度の展望がある山頂からは、広島市内はもとより、天候がよければ四国山地、中国山地を一望できる。

標高: 889 m

 

 

冠山

かんむりやま

冠山は、広島県廿日市市にある山である。標高は1338.98mで、広島県内で2番目の高さである。なお、山頂には一等三角点が設置されている。

標高: 1,339 m

 

 

極楽寺山

ごくらくじやま

極楽寺山は、広島県広島市佐伯区と広島県廿日市市に跨る山である。

標高: 693 m

 

 

絵下山

えげさん

絵下山は、広島市安芸区矢野町にある標高593mの山である。 山頂一帯は絵下山公園として整備されており、広島市内や広島湾の島々を見渡せる展望スポットとして親しまれている。また、アマチュア無線の移動運用場所としても知られている。

標高: 593 m

 

 

大万木山

おおよろぎさん

大万木山は、島根県飯石郡飯南町と広島県庄原市との境にある標高1,218mの山である。

標高: 1,218 m

 

 

灰ヶ峰展望台

はいがみねてんぼうだい

灰ヶ峰は、広島県呉市の市街地北部にある独立峰である。呉市の中で野呂山に次ぐ高い山で、標高は737mである。

 

 

鈴ヶ峰

すずがみね

鈴ヶ峰は、広島県広島市の西区と佐伯区を隔てる山である。

標高: 312 m

 

 

筆影山

ふでかげやま

筆影山は広島県三原市に位置する標高311mの山である。 山名は海に映ると山の形が筆の様に見えるところから、江戸時代後期の儒者である頼山陽が命名。 南西に連なる竜王山とともに、この山なみ一帯は地元で畑山と呼ばれ親しまれてきた。 山頂の展望台から眺められる多島美は瀬戸内海髄一と評される。

 

 

宗箇山

そうこやま

宗箇山は、広島県広島市西区と安佐南区との境にある山である。標高356m。地元では地名由来の三滝山とも呼ばれる。 

標高: 356 m

 

 

葦嶽山

あしたけやま

葦嶽山は、広島県庄原市の東部、本村町に位置する山である。標高815m。中腹部から山頂付近にかけ人工的に積み上げたようにも見える岩の形跡などのあることから、"日本ピラミッド"として知られており、古くから地元では神武天皇陵と伝えられていた。

標高: 815 m

 

 

青影山

あおかげやま

青影山は、広島県尾道市の因島にある山である。 因島のほぼ中央、風呂山と龍王山に挟まれてそびえる標高275.7mの山で、頂上からは因島全域や周辺の海域、しまなみ海道の因島大橋などを見渡すことができる。 

 

 

神ノ倉山

かんのくらやま

神ノ倉山は、広島市安佐北区白木町 と安芸高田市向原町 の境に位置する標高561.2メートルの山である。

標高: 561 m

 

 

神峰山

かんのみねさん

神峰山とは、広島県豊田郡大崎上島町にある標高452.6メートルの山である。大崎上島の最高峰であり、瀬戸内海国立公園の一部に指定されている。 

標高: 453 m

 

 

高見山

たかみやま

高見山は、広島県尾道市にある標高283mの山。

標高: 283 m

 

 

黄金山

おうごんざん

黄金山は、広島県広島市南区の南東部に位置する標高221.7mの山。

標高: 222 m

 

 

竜王山

りゅうおうざん

竜王山は広島県三原市にある山。標高は445mである。 展望台からの眺めは非常に素晴らしく、北東に隣接する筆影山と並び瀬戸内海髄一の眺望と言われている。晴れた日には四国山地も遠望でき、しまなみ海道の10橋のうち7橋を見ることができる。

 

 

鷹ノ巣山

たかのすやま

鷹ノ巣山は、広島県竹原市吉名町にある山。標高428.1m。

標高: 428 m

 

 

阿武山

あぶさん

阿武山は、広島市安佐北区と安佐南区にまたがる山である。北から時計回りに半円を描くように麓を太田川が南流する。 2層の地質からなり、下部が浸食が進みやすく風化しやすい後期白亜紀の花崗岩、上部山頂付近が中期-後期ジュラ紀の硬い岩石で構成されている。

標高: 586 m

 

 

休山

やすみやま

休山は、広島県呉市にある山である。瀬戸内海国立公園の区域に指定されている。

標高: 497 m

 

 

鬼ヶ城山

おにがじょうやま

鬼ヶ城山は広島県廿日市市と山口県岩国市に跨る山。標高1031.0メートル。中国百名山のひとつ。

標高:1,031m

 

 

彦山

ひこさん

彦山は、広島県福山市にある標高430.1mの山である。山頂には備後地区基幹局である福山デジタルテレビジョン中継局などの放送設備がある。

標高: 430 m

 

 

虚空蔵山

こくぞうやま

虚空蔵山は広島県東広島市にある山。

標高: 666 m

 

 

天良山

てらやま

天良山は、広島県三次市向江田町に位置する山である。標高311.8m。

標高: 312 m

 

 

国広山

くにひろやま

国広山は、広島県三次市和知町に位置する山。標高316.8メートルである。

 

 

陣山

じんやま

陣山は、広島県三次市向江田町に座する山である。標高298m。 

標高: 298 m

 

 

大空山公園

おおぞらやまこうえん

大空山は、広島県呉市に位置する標高205mの山である。以前砲台が築かれていたことから砲台山とも呼ばれている。

 

 

白滝山

しろたきやま

白滝山は広島県三原市小泉町に位置する、地元では龍泉寺の磨崖仏で知られている山である。標高は350mで、少し南の黒滝山とともに瀬戸内海国立公園の特別地域にも指定されている。

標高: 350 m

 

 

宇根山

うねやま

宇根山は、広島県三原市と世羅町に位置する山。最高地点は、三原市久井町の北東部に位置し、備南最高峰と謳われている。弘法大師の修行場として伝えられ、柴栗伝説が知られている。 宇根山のふもとには、1964年、国の天然記念物に指定された久井岩海がある。 

標高: 699 m

 

 

蔵王山

ざおうざん

蔵王山は、広島県福山市中心部にある標高226mの山。福山市内をカバーする各社の放送送信設備があり、南山腹は「蔵王憩いの森」として遊歩道が整備されている。

標高: 226 m

 

 

松笠山

まつかさやま

松笠山は、広島県広島市東区にある山である。 標高374.3m。

 

 

海見山

かいけんざん

海見山は広島県広島市と山県郡北広島町に跨る山。標高869.9メートル。 山腹は比較的に急峻だが東麓は緩い斜面となっており、山は江の川水系・冠川と太田川水系・鈴張川の分水界となっている。山の南東を国道261号や中国自動車道が走る。 その名の通り、かつては山から瀬戸内海を望めたと言う。

 

 

牛頭山

うしずやま

牛頭山は広島県広島市にある山。標高689メートル。 東峰と西峰の2つのピークがあり、西峰には小河内氏の居城である牛頭山城が置かれていた。東峰は標高672.4メートルだが展望は良くない。西峰には展望台やベンチなどがあり猿喰山、海見山、十方山、武田山など周辺の山々のほか、宮島まで見渡すことが出来る。 

 

 

比婆山

ひばやま

ひば山は、広島県庄原市にある標高1,299 mの山です。ひば道後大帝国定公園内にあります。 

 

 

二葉山

ふたばやま

二葉山は、広島県広島市東区光が丘に所在する山。 海抜139メートル。 

 

 

猿喰山

さるばみやま

猿喰山は、広島県山県郡北広島町にある山。標高796メートル。 地元では「さるまみやま」とも呼んでいる。山頂には南北朝時代の山城で、山県為継・壬生道忠らの本拠である猿喰城が築かれていた。1350年に観応の擾乱が起きると、為継・道忠は毛利親衡に呼応して挙兵したが、安芸国守護の武田氏信によって攻略された。