地鎮祭とは、建物の新築や土木工事の起工の際などに、その土地の神様を祀り、工事の無事と、土地や建造物が末長く安全であることを祈願するために行われるお祭りです。
一般には「じまつり」とも呼ばれ、国土の守り神である大地主神(おおとこぬしのかみ)と、その地域の神様である産土神(うぶすなのかみ)をお祀りします。
現在では、上水道の普及と衛生面からあまり使われなくなった井戸ですが、少し前までは生活の生命線として、とても大切に扱われてきました。
そのような井戸を埋めるような場合には勿論のことですが、敷地内に古井戸の跡がある場合にも、工事を始める際には、井戸埋めのお祓いを行います。
長い間、水の恵みを与えてくださった水の神様である「御井神(みいのかみ)」に井戸を埋める工事をご奉告し、これまでの恵みに感謝をするとともに、今後も災いが起こらないように、家族の安泰とますますの繁栄をお守りいただくための大切な祈願です。